どうして肌は乾燥するの？

皮膚の表面のわずか0.2mmほどの表皮と呼ばれる部分が乾燥すると、「肌が乾燥している」状態になります。

では、その表皮に対して、水分はどこから供給されているのでしょうか？

答えは、その下に網タイツ状にネットワークを作っている毛細血管から染み出てくるのです。この毛細血管から表皮に必要な水、酸素、栄養分が送り届けられるのです。この毛細血管からたくさん染み出てくれば、表皮に水がたくさん供給されます。ちょっとしか染み出なければ、水は少ししか供給されません。寒い日は、体温を失わないように、この真皮表面の毛細血管の血流が減ります。だから冬は乾燥しやすいのです。

毛細血管から染み出てきた水分を蒸発しないように防止するために、皮膚はどうしているのでしょうか？これには2つのメカニズムがあります。

1つは皮脂膜です。皮膚の表面は、毛穴から出てきた皮脂という脂で覆われています。この脂が水分の蒸発を防いでいます。

なお、皮脂腺には血液中の中性脂肪が送り届けられて脂の元になっています。脂っこいものを食べない人は、皮脂の供給が不足し、乾燥しやすくなります。

もう1つは、表皮の細胞の隙間に充満している細胞間脂質です。これはセラミドともいわれます。このセラミドの原料はアミノ酸の一種、「セリン」です。セリンが多く含まれるのが、馬肉料理屋の「タテガミ」という料理だそうです。皮膚のセラミド量が増え、乾燥しにくくなります。

身体の中からと外からのケアで乾燥対策をするのがおススメです！

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