花粉症対策のツボ

花粉症は、許容量を超える花粉が体にさらされると、免疫の機能が有害なものを認識して、くしゃみや鼻水などで花粉を体外に出そうとするアレルギー反応のひとつです。症状の緩和には免疫機能を安定させることも大切。免疫機能は自律神経やホルモンの働きとも影響しあっているので、免疫機能を促進させたり自律神経を整えることが花粉症対策の近道です。今は症状がない人も、免疫機能や自律神経を整えて花粉症を予防しましょう。

花粉の室内への侵入を100％防ぐことは無理。スギ花粉の直径はおよそ0.03ｍｍ。目に見えなくても窓や換気口などから入ってきます。

こまめで丁寧なな掃除で室内の花粉を取り除きましょう。

免疫力アップにつながる食材を積極的に摂りましょう。

■乳酸菌やオリゴ糖で善玉菌を増加

最大の免疫器官といわれる腸。腸内環境が乱れると免疫の働きが低下します。乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌や、そのエサとなるオリゴ糖などを活用して腸内環境を良くしましょう。

■食物繊維で便通をよくする

便が腸内に長く溜まると腸内の善玉菌が減り、悪玉菌が増え、腸内環境が乱れます。不溶性食物繊維は腸内の水分を吸収して便のカサを増やし、腸壁を刺激して排便を促します。

■体を温める食べ物を摂る

体温が低いと血液の流れが悪くなり、それに伴って血液中の免疫細胞の動きや働きが鈍くなります。ショウガやトウガラシ、ニンジン、ゴボウ、かぼちゃなどは体を温める食材といわれています。

「気持ちいい」と感じる程度の強さのツボ押しでリフレッシュ。

■鼻の不調を整える

[迎香（げいこう）]　　小鼻のもっとも出っ張ったところの付け根のくぼみがツボ。心持ち内側に押し込むように。

[大椎（だいつい）]　　うつむいたときに首の付け根に骨の出っ張りの下のくぼみ。

　　　　　　　　　　　手を背中に回してツボに当て、身体の中心に向かって押す。

■免疫機能を整える

［攅竹（さんちく）］　　左右の眉頭の内側のくぼみ。人差し指をツボに当て、骨のキワを押す。左右同様に。

［承泣（しょうきゅう）］　　左右の目のちょうど真下で、骨のキワ。人差し指で骨のキワを引っかけるようにして、奥から手前に押し出すようにする。左右同様に。